播磨灘 波たちさわぐけしき日も
神としあれば こころ安けし
いかにまが あまた襲いて来たるとも
八力神の守りかたかる
スウの水火 発するたびに澄み切りて
雲なき空の 心地するらむ
アの剱は 凝解の腰 幸みたま
内に廻りて よこに広がる
オの剱は 分合の腰 和みたま
内に廻りて たてに上下す
エの剱は 動静の腰 荒みたま
外に廻りて たてに上下す
イの剱は 引と弛の腰 奇みたま
外に廻りて よこに広がる
スの水火の 尊き力の加わりて
はじめて自力の活動はじまる
ウの水火の 体内宿りて軸となり
旋回起こして 宇宙と交わる
ウの水火は 神よりたまわる直々の
清き尊き霊魂なるかも
八力の 動きをなせば全身の
歪みもとれて 爽やかなるらむ
天地の 区分けをなしてはじめてに
人の位置をば覚るものかな
雷撃は たての激しき水火にして
電飛やさしくよこに揺らがむ
雷撃は たての厳しき水火なれば
不正許さぬ 神の鉄槌
電飛とは よこに揺らぐる水火なれば
すべてを許す慈愛の力ぞ
たてとよこ 十字に組まれてはじめてに
まことの力 世に出ずるかな
七十五 言霊生くる大和国
まがは恐れて 近づくを得ず
この国は 言霊幸はう神の国
守れもろびと つるぎをとりて
指一本 さやることさえゆるさじと
腹をくくりて まがを睨むる
来らば来よ きみが間にいる瞬間に
わが太刀光り 首を飛ばさむ
世の中の まことの価値を見出さば
ひもじき暮らしも 何の恥なる
眼に見える 飾りに心奪われな
神からみれば ただのゴミなる
言葉とて 飾りし言葉はただのゴミ
ゴミ吐きいだす 口をつつしめ
豪華なる 宴によばれて来てみれば
狐と狸の 化かしあいみる
人の身に 上手に化けてはいるなれど
尻尾がちょろりと 垂れ下がりおり
うわつらを 飾りて人の世おくるとも
やがて暴かる おのが正体
外国の スポーツすべては日のもとの
水火をば乱す 仕組みなしおり
スポーツは 知らず知らずに人の身と
心を蝕む 麻薬のごとし
勝ち負けに こだわる心をよしとする
弱肉強食 あおるスポーツ
スポーツの 歴史は戦のわざなれや
悪神はばりて 傷つけ傷つく
スポーツは 国と国とが競い合う
戦に代わる 戦なりけり
ゴルフとは お土のご恩を忘却し
大地の金神さげすむ 悪行
土の恩 忘れし報いはすみやかに
その身の上に ふりかかるを知れ
サッカーは 敵のどくろを蹴飛ばして
もてあそぶとう 悪魔のわざぞ
血塗られた 歴史をもちしサッカーに
集う人らの争い絶えず
ヨガをなす 人の姿を審神せば
獣姿に 変化ておれり
鳥獣 虫けらなどの真似をして
品を落とせる とつくに武道
健康に どれだけ良いかは知らねども
たましい曇らすことはなすまじ
人は神 その御姿のそのままに
写ししものと知れば気高し
神の水火 受け継ぐ人の身にあるを
忘れて獣の水火を真似るな
けものわざ まねることをばすぐやめて
人に帰りて 神をあがめよ
スポーツは 体主霊従の技にして
われよし育む まがの罠なり
戦いの 治まることを望むなら
スポーツやめて 武の技学べ
武道こそ 戦いあおる技なると
卑下する人の 多くあるなり
武道とは 戦いおさめる技なれば
こぞりて学べ 大和おのこら
偉人とは 威張る人にはあらずして
頭の低き人を言うなり
達人は 先のことまで見通して
いま真剣に 生きる人を言う
武の道に 神武と凶武のふたつあり
どの道とるや 大和おのこよ
神武とは 万物創る神技で
まろく転がる 螺旋の技なる
偉いとは 威張ることにはあらずして
低く頭を下げることなり
あれこれと 愚痴の出る口謹んで
背筋伸ばして 威儀を正せよ
凶武とは すべてを破壊し尽くして
この世に 地獄をつくる武の道
神武とは 光放射す螺旋技
この世の闇を 照破す武道
あれこれと 愚痴の出る口謹んで
背筋伸ばして 威儀を正せよ
富士の山 雲表高くそびえ立つ
それの雄姿に 心打たれむ
手力の 神のみことの本力は
言霊用いる 水火の技なり
中心を みすえて前に進みなば
神添いまして きみを守らむ