○にー(布斗麻通御霊の第3図)
1、伊邪那岐神の御霊なり
2、「・」胞衣の内に動いて「ー」水の形をなす
○に|(布斗麻通御霊の第4図)
1、伊邪那美神の御霊なり
2、「○」胞衣の内のに動いて「|」火の形をなす
・・・以上二つの図について合わせて解説
古事記より
『この二柱の神、天の浮橋に立ちて矛を指し降ろし、
塩こおろ、こおろとかき鳴らし、引き上げる時、
その矛よりしたたり落ちる塩積もりて成りませる
島をおのころ島と言う』
1、この御霊は母胎の凝る水火
2、・火は、ー火の形をなし、○水は|水の形をなす
3、|水ー火まったく定まる
4、アとオの言霊なり
5、ー火は伊邪那岐神にして、|水は伊邪那美神なり
6、イザナギの神の御名のイは気なり
7、ザは、誘(いざな)いなり
8、ナは、双ぶことなり、キは火にして陽神なり
9、イザナミの神のミは水にして陰神なり
10、「気誘双神」と言う御名にして、
天地の陰陽がならんで動き、
人の息ならんで呼吸をなすと言う意味
11、ゆえに天地の呼吸はこの両神のうちにあるなり
12、息が胞衣の内にはじまりて外に現れるなり
13、天浮橋の「ア」は自、吾という意味で、
「メ」は巡ること、「ウキ」はウキ、ウクと活用される
14、「ハシ」はハシ、ハス(発す)と活用され、
「ウ」は水にして縦をなし、
すなわち浮き(○の中に|)なり
15、「ハ」は火にして横をなす、
すなわちハシ(○の中にー)なり
16、水火自ずから旋回し、浮発して縦横をなすを
天浮橋と言うなり
17、大本神諭にある「この大本は世界の大橋、
この橋渡らねば世界のことは判らぬぞよ。
縦と横との守護で世を開くぞよ」を考え見るべし
18、天地人開き初めて気を発すると言う意味
19、これを「二柱の神、天浮橋に立ちて」と言うなり
20、胎内に初めて動くは天浮橋なり大橋なり
21、この如く天地の気が活き活きと活用され、
人の息も活き活きと活用され、
その中より純粋無垢な水火が凝って
玉のような露を形つくる
22、これを塩累積成嶋(しおがつもりてなるしま)と言う
23、すなわち水火はシオ、水火はイキなり
24、シマのシは水なり、マは円(まろやか)と言うこと
25、息がしめり、その息が自ずから凝り固まるがゆえに
自能凝呂嶋と言う