特定非営利活動法人 武道和良久

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誌上講座

誌上講座570 和良久指導要領~案

指導者

いかにせば みなの稽古のやすやすと
進み行くかを 思い煩う

ああで無し こうでは無しと迷い道
うろうろ迷いて ますます抜けれず

この技は 神よりたまいしものなるを
なにを自力であれこれ繕う

額ずきて 神に祈ればたちまちに
迷いし道に 光明差すらむ

百年は 残したき道この道は
必ず世界の光となるらむ

指導者と 言うは人より下になり
人を支える人を言うなり

偉ぶるは 自信が無きゆえ現われる
弱い心の本性なりけり

何よりも 大事なことはこの先を
輝く未来に変えることなり

いまのうち 確かな技を築きなむ
後の世人の 幸はひ思いて

真っ直ぐに 道歩みなば必ずに
神は守らむ 汝が身に添いて

語ること 少し控えて 行いを多く
なさずば 人の離るる

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指導陣

1、和良久創士
2、和良久範士
3、和良久教士
4、和良久練士

役員

1、代表理事
2、理事
3、会計監査
4、副本部長
5、支部長
6、分支部長
7、世話人

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科目

1、和良久入門
一科 二科 三科 (各4ヶ月 計12ヶ月)

2、和良久初伝
一科 二科 三科 (各4ヶ月 計12ヶ月)

3、和良久中伝
一科 二科 三科 (各4ヶ月 計12ヶ月)

4、和良久奥伝
一科 二科 三科 (各4ヶ月 計12ヶ月)

5、和良久練士

6、和良久教士

7、和良久範士

上記、各「科目終了証」を審査または
審議のうえ授与する。

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1、和良久入門

<入門一科> 修行年数4ヶ月
入門許可し、以下を稽古する。

●八力 正面
●八剱 正面
●鎮魂

四ヵ月間稽古の後「入門一科」を取得。
「入門一科」を取得後、「入門二科」の
稽古に進むことが出来る。

<入門二科> 修行年数8ヶ月

● 八力 四方
● 八剱 四方
● 鎮魂
● 火の役(打ち方) ~解・弛・合・静

以上を四ヶ月間稽古後「入門二科」を取得。
「入門二科」を取得後、「入門三科」の稽古に進むことが出来る。

<入門三科> 修行年数12ヶ月

● 八力 四方 ● 布留 素手 内旋
● 八剱 四方 ● 布留 剱  内旋
● 鎮魂
● 火の役(打ち方) ~解・弛・合・静・凝・引・動・静

以上の技を四ヶ月間稽古後「入門三科」を取得する。
「入門三科」を取得後、「初伝一科」の稽古に進むことが出来る。
※初伝を12ヶ月で終えるを目標とする。

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2、和良久初伝

<初伝一科> 修行年数16ヵ月後

● 八力 四方
● 布留 素手 内旋 外旋
● 八剱 四方
● 布留 剱  内旋 外旋
● 鎮魂
● 火の役(打ち方) ~解・弛・合・静・凝・引・動・静
● 水の役~75剱 「ザ・ゾ・ズ・ゼ・ジ」

以上の技を四ヶ月間稽古後「初伝一科」を取得する。
「初伝一科」を取得後、「初伝二科」の稽古に進む。
※ この初伝より75剱の組稽古に入る。

<初伝二科> 修行年数20ヶ月後

● 八力 四方
● 布留 素手 内外旋
● 八剱 四方
● 布留 剱  内外旋
● 鎮魂
● 火の役(打ち方) ~解・弛・合・静・凝・引・動・静
● 水の役  ~75剱 「ザ・ゾ・ズ・ゼ・ジ」「ハ・ホ・フ・ヘ・ヒ」

以上の技を四ヶ月間稽古後「初伝二科」を取得する。
「初伝二科」を取得後、「初伝三科」の稽古に進む。

<初伝三科> 修行年数24ヶ月後

● 八力 四方
● 布留 素手 内外旋
● 八剱 四方
● 布留 剱  内外旋
● 鎮魂
● 火の役~解・弛・合・静・凝・引・動・静
● 水の役~75剱 「ザ・ゾ・ズ・ゼ・ジ」「ハ・ホ・フ・ヘ・ヒ」
● 立ち合い 火の打ち~水の受け

以上の技を四ヶ月間稽古後「初伝二科」を取得する。
「初伝三科」を取得後、「中伝一科」の稽古に進む。
※ 初伝で75剱の特性である「螺旋で組む」を学ぶ。

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3、 和良久中伝

<中伝一科> 修行年数30ヶ月後

● 八力 四方
● 布留 素手 内外旋
● 八剱 四方
● 布留 剱  内外旋
● 鎮魂
● 火の役  ~解・弛・合・静・凝・引・動・静
● 水の役  ~75剱 「ザ・ゾ・ズ・ゼ・ジ」「ハ・ホ・フ・ヘ・ヒ」
「ア・オ・ウ・エ・イ」
● 立ち合い 火の打ち~水の受け

以上の技を四ヶ月間稽古後「中伝一科」を取得する。
「中伝一科」を取得後、「中伝二科」の稽古に進む。
※ 中伝より「脚捌き」「体捌き」が入る。

<中伝二科> 修行年数34ヶ月後

● 八力 四方
● 布留 素手 内外旋
● 八剱 四方
● 布留 剱  内外旋
● 鎮魂
● 火の役  ~解・弛・合・静・凝・引・動・静
● 水の役  ~75剱 「ザ・ゾ・ズ・ゼ・ジ」「ハ・ホ・フ・ヘ・ヒ」
「ア・オ・ウ・エ・イ」「ダ・ド・ヅ・デ・ヂ」
● 立ち合い 火の打ち~水の受け

以上の技を四ヶ月間稽古後「初伝二科」を取得する。
「初伝二科」を取得後、「初伝三科」の稽古に進む。

<中伝三科> 修行年数36ヶ月後

● 八力 四方
● 布留 素手 内外旋
● 八剱 四方
● 布留 剱  内外旋
● 鎮魂
● 火の役~解・弛・合・静・凝・引・動・静
● 水の役~75剱「ザ・ゾ・ズ・ゼ・ジ」「ハ・ホ・フ・ヘ・ヒ」
「ア・オ・ウ・エ・イ」「ダ・ド・ヅ・デ・ヂ」
「ヤ・ヨ・ユ・エ・イ」「カ・コ・ク・ケ・キ」
● 立ち合い 火の打ち~水の受け

以上の技を四ヶ月間稽古後「中伝三科」を取得する。
「中伝三科」を取得後、「奥伝一科」の稽古に進む。

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4、和良久奥伝

<奥伝一科> 修行年数40ヶ月後

● 八力 四方
● 布留 素手 内外旋
● 八剱 四方
● 布留 剱  内外旋
● 鎮魂
● 火の役~解・弛・合・静・凝・引・動・静
● 水の役~75剱「ザ・ゾ・ズ・ゼ・ジ」「ハ・ホ・フ・ヘ・ヒ」
「ア・オ・ウ・エ・イ」「ダ・ド・ヅ・デ・ヂ」「ヤ・ヨ・ユ・エ・イ」
「カ・コ・ク・ケ・キ」「マ・モ・ム・メ・ニ」「ナ・ノ・ヌ・ネ・ニ」
● 立ち合い 火の打ち~水の受け

以上の技を四ヶ月間稽古後「奥伝一科」を取得する。
「奥伝一科」を取得後、「奥伝二科」の稽古に進む。

<奥伝二科> 修行年数44ヶ月後

● 八力 四方
● 布留 素手 内外旋
● 八剱 四方
● 布留 剱  内外旋
● 鎮魂
● 火の役  ~解・弛・合・静・凝・引・動・静
● 水の役  ~75剱「ザ・ゾ・ズ・ゼ・ジ」「ハ・ホ・フ・ヘ・ヒ」
「ア・オ・ウ・エ・イ」「ダ・ド・ヅ・デ・ヂ」「ヤ・ヨ・ユ・エ・イ」
「カ・コ・ク・ケ・キ」「マ・モ・ム・メ・ニ」「ナ・ノ・ヌ・ネ・ニ」
「パ・ポ・プ・ペ・ピ」「タ・ト・ツ・テ・チ」
● 立ち合い 火の打ち~水の受け

以上の技を四ヶ月間稽古後「奥伝二科」を取得する。
「奥伝二科」を取得後、「奥伝三科」の稽古に進む。

<奥伝三科> 修行年数48ヶ月後

● 八力 四方
● 布留 素手 内外旋
● 八剱 四方
● 布留 剱  内外旋
● 鎮魂
● 火の役~解・弛・合・静・凝・引・動・静
● 水の役~75剱「ザ・ゾ・ズ・ゼ・ジ」「ハ・ホ・フ・ヘ・ヒ」
「ア・オ・ウ・エ・イ」「ダ・ド・ヅ・デ・ヂ」「ヤ・ヨ・ユ・エ・イ」
「カ・コ・ク・ケ・キ」「マ・モ・ム・メ・ニ」「ナ・ノ・ヌ・ネ・ニ」
「パ・ポ・プ・ペ・ピ」「タ・ト・ツ・テ・チ」「ワ・ヲ・ウ・エ・イ」
「ガ・ゴ・グ・ゲ・ギ」
● 立ち合い 火の打ち~水の受け

以上の技を四ヶ月間稽古後「奥伝三科」を取得する。
「奥伝三科」を取得後、「練士」の稽古に進む。

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5、和良久練士

「入門」「初伝」「中伝」「奥伝」の各科目を終え、
「バボブベビ」「ラロルレリ」の剱を習得し、
各科の指導を行える理念と実践を有すると認めた場合。
理事、役員、師範の同意を得て認可する。

6、 和良久教士

「入門」「初伝」「中伝」「奥伝」の各科目を終え、
75剱を習得し、かつ各科の指導を行える理念と
実践を有すると認めた場合。
理事、役員、師範の同意を得て認可する。

7、和良久範士

「入門」「初伝」「中伝」「奥伝」の各科目を終え、
75剱を習得し、各科の指導を行える理念と
実践を有すると認めた場合。
理事、役員、師範の同意を得て認可する。

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「特設 和良久一般部」
一年終了の科目

(続に言うビジネスマンクラスのようなもの)
主に健康維持、ストレス解消

以下は木剱は使わず素手だけで稽古を行うクラス
稽古時間 約一時間

<和良久一般部一科> 入門より4ヶ月後

● 八力 前方
● 布留 素手
● 鎮魂

<和良久一般部二科> 入門より8ヵ月後

● 八力 前方
● 布留 素手
● 八力 手利剱
● 布留 手利剱
● 鎮魂
● 手利剱にて 八剱の打ち

<和良久一般部三科>

和良久一般部三課 12ヵ月後
● 八力 前方
● 布留 素手
● 八力 手利剱
● 布留 手利剱
● 鎮魂
● 手利剱にて 八剱の打ち
● 手利剱にて 「ザゾズゼジ」「ハホフヘヒ」

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和良久指導者育成

① 75剱を一人で行えるようになる。
② 75剱を他と組めるようになる。
③ 水火の実在を確認する。
④ 神前礼拝の作法・礼儀作法の取得
⑤ 和良久理念を理解し解説できる。
⑥ 和良久指導者としての自覚と品位

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「特設 和良久チャレンジ」

~障害者のための和良久稽古~

NPOの活動の一環として、また和良久の基本理念である
「人を傷つけず人に傷つけられず人もよくわれもよし」
の精神を実践する。

和良久の稽古によって、神が人間に付与した肉体を超える
水火の力の素晴らしさを確認し、
その力を最大限に引き出すことにチャレンジする。

趣旨

われわれは、障害を有する者は、
それは障害にあらずして神より選ばれた特殊な能力を
得た者たちであると認識する。

現象の脚は歩まねども、その心脚は大地にはっきり
足跡を残すごとく力強く、また雲の上を行くが如く
軽快に万里を歩み、

現象の耳は聞こえねども、その心耳は
深遠なる宇宙の真相をことごとく聞き、

現象の眼は見えねども、その心眼は万物の虚実を
見破って本性を確かに見定め、

現象の手は掴むことを得ずとも、その心手は
宇宙の星のすべてを手中に固く握り、

現象の口は語らねども、その心口は火山の噴火より
大きく宇宙の音声五大父音声を発す。

また、心いつまでも幼きは、天上にますエンゼルの
心をわれらに伝えしめんがためなり。

私たちは、これら神に選まれて、
その与えられた肉体をもって
神の力を現す者たちに畏敬の念をもち、
誠実と潔白をもって接するものなり。

A、心歩行者

<移動なしに行う。螺旋運動を通して腰を練る>

① 八力 椅子に腰掛けて 前方のみ4回
② 布留 素手 前方のみ1回
③ 八剱 椅子に腰掛けて 前方のみ4回
④ 布留 剱 前方のみ1回
⑤ 鎮魂
⑥ 75剱 組稽古「ザゾズゼジ」「ハホフヘヒ」
⑦ 八力

B、心視覚者

<ふれ合いを大切に、水火をもって心から技
を伝える>

① 八力 四方
② 布留 素手
③ 八剱 四方
④ 布留 剱
⑤ 鎮魂 鎮魂の印 言霊発声
⑥ 75剱「アオウエイ」「ダドヅデヂ」「ヤヨユエイ」
「カコクケキ」

C、心聴覚者

<指導者、ジェスチャーや触れ合いを多くする。
口をはっきりあける>

① 八力 四方
② 布留 素手
③ 八剱 四方
④ 布留 剱
⑤ 鎮魂 鎮魂の印 「スウアオエイ」
※スの音は無声音で、後は「ス・ウ~歯、ア~喉、
オ~唇、エ~舌、イ~牙」
水玉の印 十字の法
⑥ 75剱
⑦ 八力

D、心知覚者

<敬意と尊敬をもって指導にあたる>

① 八力 場合によっては「天地 ス ウ」のみ
② 八剱 同上
③ 八剱の型を、剱をもって剱に当てて稽古する。