布斗麻邇御霊(フトマニノミタマ)は
一名火凝霊(かごたま)と言う。
「水火の御伝」は、布斗麻邇御霊より
割き分かれたる水火の形である。
これをもって天地の気を知ることを得ると言う。
神伝書の内容を、できるだけわかりやすくと思い、
今風の簡素な言い回しとともに、箇条書きにしてみる。
感性をもってとらえたし。
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○に・の図について(布斗麻通御霊の一つめの図)
1、スの言霊
2、天之御中主神御霊(アメノミナカヌシノミタマ)なり
3、父の一滴なり
4、この御霊の正中の・の印は天地未生の気なり
5、アは、空水の霊にして75声の水火の総名なり
6、メは、巡る、回ること
7、アメとは○で、75声の水火の回る意味
8、ミは、中であり、ミナカとは中の中に重なる意味
9、つまり正中(まんなか)と言う意味
10、ヌはノの濁にして、シはシルシの約なり
11、ヌシは天地の初めに空の正中に・(ホチ)の気なり
12、母の胎内に、父の一滴なり
13、この御霊は、男女の交わりの時の息とともに入る
14、身体は父母より、御霊は天より授かる
15、わが身はすなわち天地と父母との合体なり
16、心動いては火を形をなし、体動いては水を形をなす
17、動かすは吾にして、動くはホチなり
18、善悪正邪の別は一心のホチより起る
19、この御霊の御形は日月星なり
20、万物はこの御霊より発するなり
21、父の・(火)、母の○(水)にくみ合わす
22、母の○(水)、また父の・(火)をからむ
23、・は集中、凝縮、瞬間を表す
24、○は拡散、永遠を表す
25、瞬間と永遠が同時に存在する形なり
26、創造主の威徳を表すなり
次回は、布斗麻邇御霊の二図「ウ」を解説