「八力の型と75剱」 (3)
さて、話を「ダ」の剱にもどしましょう。
「ダ」は引に始まって、解で打ちます。
解で打ちますから、「ダ」の剱は内旋です。
75剱は、最期に何をやるかで旋回が決まります。
最初の八力、これを「ダ」で言えば引ですね、
この引の姿からスタートすることになります。
さらに詳しく申し上げますと、
「ダ」は解で打つ剱ですから、引で相手の打ちをキャッチして、
その力を内旋「解」の力に変換して相手に「解の力」をお反します。
この時の引は、大きく外旋する公転を用いず、水平の剱「ウ」で
構えた状態から、パッと引の状態つまり、左半身の上がった状態に
もっていって相手の打ちをキャッチ、そのキャッチした腰が「引の姿」
であると考えて下さい。
「引の姿」から旋回が始まるのです。
この時は最期の力の方向が「解」ですので、もちろん
ダの剱は「内旋」です。
引の状態から内旋に剱を「コロコロ」と回すのです。
このコロコロとは自転のことです。
引のかっこうで、手の内はコロコロ・・・と内旋を始め
解を発射させるのです。
このように75剱のすべては、最期の力の方向のために
一定方向に加速していきながら、力強く動き続けるのです。
続く・・・