「力の通過点」
力を得るポイントは4箇所あります。
この、4箇所のポイントを
必ず通過することによって
確実、かつバランスの良い力を
生み出すことが出来ます。
上側の位置である「天」
下側の位置である「地」
右側の位置である「水」
左側の位置である「火」
・・・そして、以上を統括するのは
中田の位置である「結」〜ウです。
これを八劒の型で解説します。
なお、ヨコの劒は、「左右の流れ」の劒であり、
タテの劒は「上下の揺さぶり」です。
上に行く時は下に行き、下に行く時は上に、
右に行く時は左に行き、左に行く時は
右に行くというふうに、
一端相反する方向に行くことによって、
力を生み出すことも思い出してください。
これを反動圧、または反射力といいます。
劒は必ず、この反動圧の法則を使用いたします。
では、具体的な例を示します。
●「凝」を打つとしましょう・・・
下田の位置よりスタート
①「火」の力をもらい
②「水」の力をもらい
③「地」の力をもらって、そのまま水に流れ
④「火」の方向の「天」にっていく
●「解」
上田の位置より
①水
②火
③天の力をもらって、水方向に流れ
④地に降りて水に
●「分」
下田の位置より
①火
②水
③地に降りて、そのままもう一度
前方に流れて「地」の力をもらい
④天に上がっていく
●「合」
上田の位置より
①水
②火
③天に上がって、前方に移動し、
もう一度天の力をもらい
④地に下りていく
・・・・このような要領で、
「動静引弛」も同様に行います。
こう書けば難しいように思えますが、
要はしっかり螺旋すれば、
この「天地水火」の四つのポイントは確実に
得ることが出来るのです。
続く・・・