「ご聖言成就を願って」

この世は、「霊、力、体」という
三つの要素で成り立つ。

そして、わが国には、この霊力体を具現化する
「玉、劒、鏡」と言う三種の神器なるものあり。

玉は霊、劒は力、鏡は体を表す。

霊とは、一霊四魂
（直霊、幸魂、和魂、荒魂、奇魂）。
力とは、八力（凝解分合動静引弛）。
体とは、三元（剛柔流）。

劒とは、力の存在そのものの表現を
言っているのであり、小には
精神と肉体を、また大には
霊界と現界を結ぶ
臍の緒のようなものである。

また、劒は両刃で、これは水と火が
同時に存在する姿を表す。

これを、エネルギーと言い、
陰陽と言い、プラス、マイナスの力と言うも
同義である。

このうちの「劒」の力を現すため、
言霊の助けを借り復活した水火の技が
和良久である。

古人の言う、武道の極意
「気劒体の一致をなせ」と唱えるのは、
「三種の神器を打ち揃えよ」と言うことを
言ったものである。

気（精神）と体（肉体）を結ぶものは劒である。

但し「気→劒→体」という順序配列を
間違ってはならない。

まず気が働き、次に劒が旋回し、
最後は体が従っていく、
これが正しい力の伝達経路である。

風が起き、風車が回り、
臼が挽かれるのと同じ原理である。

気劒体の一致こそ、霊主体従の現われであり、
人として学ばねばならない法則である。

これを「スウアオエイ」と言う。

ス　　　　＝霊＝玉

ウ　　　　＝力＝劒

アオエイ＝体＝鏡

我々は、この地上に霊主体従の世界を招来させるため
劒を世に現すものなり。

この劒により、日本魂のまことの者の光が現れて
この世を清め、和合世界を建設していくことを
信じて止まないものである。

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■なぜこの劒を世に出すのか？

それは、次の国祖大神のご聖言成就を
願うゆえである。

『昔の劒が世に出るぞよ。

昔の劒が世に出ると申すのは、

日本魂（やまとだましい）のまことの人民の光が

現われて世界の間に合うようになることであるぞよ』

＜解説＞

■昔の劒

武道伝書に、殺人刀（せつにんとう）、
活人劒（かつじんけん）という言葉あり。

刀は人を殺し、
劒は人を活かすものであるということ。

劒は、「水水火」と書き、
天地の呼吸を表す神器なり。

また、劒の元の力を矛（ホコ）と言う。

ホコとは、火凝であり、
内在する潜在的力を言い、
ツルギは、この内なる火凝の力が
外的力になった際にほとばしる力を言う。

その、ほとばしる力は螺旋運動によって具現化し、
金色の光となって外に向けて放射されるものなり。

「昔の劒」とは、イザナギ、イザナミが
天の浮橋に立ちて
シホ（水火〜呼吸）コホロコホロ（螺旋）と掻き均し、
自転凝島（自ら水火をし活動するもの〜地球、生物）
を創られた時の元始の力（太古の力）のことを言う。

昔の劒とは、
「万物を創造する太古の力」と言う意味である。

■日本魂（やまとだましい）のまことの人民の光

日本〜霊主体従を旨とする義

霊主体従とは、われよし、強い者勝ちのあり方を戒め、
神第一の豊かな心を言う。

まこと〜真言＝言霊

光〜慈悲、慈愛、知恵と力と勇気、
放射する内的エネルギー

■世界の間に合う

世界〜世界には眼に見える地球世界のものから、
現、幽、神の三界を言うものまで様々ある。

間に合う〜時間、空間が最善の状態で調整されること。

三千世界の秩序がタテ、ヨコともに修正されること。

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＜概略＞

万物を創造する太古の力「ツルギ」が復活する。

そして、霊主体従的精神をもった者が、
言霊の威力を駆使して立ち上がり世界の混迷を救う。

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劒の技を世に出すことによって、
太古より縁ある者たちが、
劒の威徳によって引き寄せられ、

劒の鍛錬によってさらに潜在する能力が開花し、
言霊を駆使して光（愛、親、勇、智）を放射する。

その螺旋波動の光をもって破邪顕正を成し遂げる。

劒の光によって世界の争いが治まり、
危難を救うことが出来る・・・と言うなら
こんな有難いことはない。

深い経綸については、私ら凡人には知るよしもないが、
「昔の劒を世に・・・」と言うこの大神の聖言を
素直に信じ和良久は世に一石を投じたい。


続く・・・