「和良久主旨要約」
1、神様は「アマノヌホコ」をもってこの世界を創造された
2、武の発祥は破壊からではなく、「国造り」「人造り」
といった創造の技である
3、人と人とを戦わせて勝敗を決し、それによって心身の
向上を図るといった優勝劣敗、弱肉強食的なやり方は、
和を尊重する大和の道にはそぐわないものである
4、いつまでも「戦って勝つ」ということを鍛練の目的としている以上、
和合の世界の到来など到底望むべくもない
5、中世の頃の殺伐とした武士道精神を起点とし、
戦国時代の頃の殺人の術や生き残りのための術を
現代に活かそうとしているところに
現代の人心荒廃の原因のひとつがある
6、文明の極みに達せようかと思われる今日においても、
まだ国と国の取り合いが行われ、
利権を求めて人と人が争い合う悲劇が繰り返されている
7、多くの立場の弱い人たち、力の無い人たちが飢餓に苦しみ、
病に倒れ、争いの犠牲になっている現実はまさに生き地獄である
8、必要以上に心を勇み立たせて、
いかにして相手を倒すということではなく、
心穏やかにして、いかにして相手を活かすのかを学ぶことこそが、
いま最も世界に求められていることである
9、私たちは、これ以上戦ってはならない
私たちは、これ以上人を傷つけてはならない
10、いまこそ我よしの心を捨てる
11、心の時計を、戦のなかった時代にまでタイムスリップし、
初春の日差しの差し込むような、
そんな心地よさの漂う「神代」にまで遡る
12、宇宙創造の根源なる力を、自分の身体を通して探求する
13、私たちは稽古を通して全世界の破壊的武力を撤廃させ、
愛と善に満ちた人類和合の世界実現に向けて邁進していく
続く・・・