特定非営利活動法人 武道和良久

特定非営利活動法人 武道和良久

武道和良久について

基本理念

宇宙は「スウアオエイ」の音声で創造されました(布斗麻邇御霊~図参照)そして、我が国は古来より「言霊の幸はふ国」と言われてきました。

その言霊の数は75声あり、それぞれに異なった呼吸の形(水茎文字~図参照)があります。

言霊とは万物を創り育む力の元です。
この言霊の働きを学び、体現することが武道なのです。

そして剱は「水水火」と書いて「ツルギ」と読みました。「水火」と書いて「イキ」と読み、それは「息、呼吸」という意味です。剱は、神様の呼吸の凝った形なのです。それは、人体を操作するナビゲーターのようなものです。

和良久は以上の理念をもって、呼吸力の鍛錬をおこない、心身を統一体にします。その技は「螺旋」を描く体に優しい動きで構成されています。これは宇宙の自然な働きを知り、万物と一体化する和合の稽古でもあります。

和良久という武道

古来より言葉には、万物に多大なる影響を及ぼす力があると言われてきました。

これを「言霊」(ことたま)と言います。和良久は、特殊な木剱を使って、この言霊の力を現す神代の武道です。

武道は破壊を目的として生まれたものではなく「国づくり、人づくり」のための創造の技として生まれたものなのです。それが世の乱れに伴い、今日のように破壊の技に成り下がってしまったのです。

和良久では「戦わない武道」として、その裏打ちされた確かな理念と画期的な稽古を通して、世界の人と人との和合を生み出すべく日々普及活動を展開しています。

和良久の独特な螺旋を描く動きは、体に優しく、無理のない合理的な技で、それは万民の為の心身統一法でもあります。和良久の稽古によって輝くような健康と、眠っていた能力を開花させ、大いなる力と合一されまして、ともに恒久平和到来のために勇往邁進させていただければ幸いです。

内なる力を天につなぐ

稽古の効能 ~丹田の開発

和良久では主に木剱を使って稽古をします。剱の動きは、即人体(腰)の動きです。八力(はちりき)という、腰で行う螺旋を描く八つの動きをもって、人体のエネルギー発生源である「下田(上下の力)」を強化します。

それは脊椎を伝わって上昇し、「中田(前後の力)」を通り、「上田(左右の力)」に達します。この、下田→中田→上田と螺旋しつつ舞い上がるエネルギーは全体を球体化せしめ、強大な力となって、ついに脳幹を突破して天に至り「神への道、神からの道」を開きます。

柔道、剣道、空手などの既成武道は、それぞれに独立した技を持っています。しかし、武道は元来一つのものであり、またその根元なる力の発生過程も同じです。和良久は、「八力」と言われる螺旋を描く8つの基本的な力の運用をもって、これらの分離された武道を、一つの根源なる動きに統合いたします。