「稽古 〜いよいよ応用に」その1
アオウエイ
ダドヅデヂ
ヤヨユエイ
カコクケキ
このようにずっと「ヨコの剱」を稽古してきました。
次はいよいよ「タテの剱」です。
・・・が、しかし、ここでもう一度ヨコの剱の使い方および
その応用をしる必要があります。
はっきり申しまして、タテの剱は、難しいです。
勇気と芯の強さ、そして明確な八力の腰が区分けできる
緻密な動きと感性の豊かさが要求されます。
過去の稽古(言霊剱時代)でも、ヨコとタテをはっきりと使い
分けるほどの技量を兼ね備えた人間は見たことがありません。
それは指導方法、稽古のあり方に問題がありました。
昔は基本があってないようなものでした。
奥山先生が「こうですわ」と言って、ちょっとお手本を示すだけで
後は各自が工夫したものでした。
その多くが、稽古の難解さと、本当の剱の精神を理解できず
結果去っていったのでした。
いま和良久は、過去の稽古のあいまいさをはっきりとさせ、
誰でもが出来る「基本の型」を制定しました。
その基本を元に沢山の応用法を明示し、
剱の稽古をする意義と実際的鎮魂の稽古法、
その他をバランスよく、効率よく練磨しています。
これほど技の統一性と具体的稽古方法、
そして稽古目的を打ち出した武道はかってないものでした。
神の水火からなる「言霊」の息吹が生み出した和良久は
まさに奇跡の武道です。
おそらくこれ以上の技法と、理念はもう生まれ得ないでしょう。
きっととどめの武道になると思います。
さて話は飛んでしまいました。
ヨコの剱の復習と、応用について誌上講座を開始します。
まずは、打ち太刀、つまり和良久で言う「火の型」です。
「ア」という剱に対して何種類かの打ち方をしてみます。
これから、次に譲ります。
続く・・・