「不動の八剱をつくる」
<誌上講座 128>の具体的実践法を述べます。
二人、立って向かい合います。
片方が剱を持ち、もう一人が何も持ちません。
剱を持った方は「八剱の型」を行います。
まず「ウ」の上下の突きです。
下から打ち上がった「ウ」の体勢が整ったら、
パートナーはその剱の先端を手で押します。
其の時「ウ」の体勢に入った人は動かないようにします。
次にパートナーは剱を握って引っ張ります。
やはり、それに対し動かないようにします。
下からの打ち上げの「ウ」が不動の体勢に入ったなら、
次は、上からの「ウ」を行います。
パートナーは押して、引きます。
このように各八剱の一つづつを堅固な体勢に築きあげていくのです。
力の加え方はあまり強くせず、じわっとやってください。
力比べではありません。体を通して精神統一をつくるのです。
続いて、以下に方法を述べます。
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「凝」
旋回をさせ「凝」の体勢が決まったら、
パートナーは相手の剱の中央に手を添え、
右側に向かって力を加えていきます。
次に、左側に向かって力を加えます。
そして、もう一度右側に力を加えます。
剱を持ったものは体勢を保持します。
「解」
旋回をさせ「解」の体勢が決まったら、
パートナーは相手の剱の中央に手を添え、
左側に向かって力を加えていきます。
次に、右側に向かって力を加えます。
そして、もう一度左側に力を加えます。
剱を持ったものは体勢を保持します。
「分」
旋回をさせ「分」の体勢が決まったら、
パートナーは相手の剱の中央に手を添え、
手前に向かって力を加えていきます。
次に、正面に向かって力を加えます。
そして、もう一度手前に力を加えます。
剱を持ったものは体勢を保持します。
「合」
旋回をさせ「合」の体勢が決まったら、
パートナーは相手の剱の中央に手を添え、
正面に向かって力を加えていきます。
次に、手前に向かって力を加えます。
そして、もう一度正面に力を加えます。
剱を持ったものは体勢を保持します。
「動」
旋回をさせ「動」の体勢が決まったら、
パートナーは相手の剱の中央に手を添え、
手前に向かって力を加えていきます。
次に、正面に向かって力を加えます。
そして、もう一度手前に力を加えます。
剱を持ったものは体勢を保持します。
「静」
旋回をさせ「合」の体勢が決まったら、
パートナーは相手の剱の中央に手を添え、
正面に向かって力を加えていきます。
次に、手前に向かって力を加えます。
そして、もう一度正面に力を加えます。
剱を持ったものは体勢を保持します。
「引」
旋回をさせ「引」の体勢が決まったら、
パートナーは相手の剱の中央に手を添え、
左側に向かって力を加えていきます。
次に、右側に向かって力を加えます。
そして、もう一度左側に力を加えます。
剱を持ったものは体勢を保持します。
「弛」
旋回をさせ「弛」の体勢が決まったら、
パートナーは相手の剱の中央に手を添え、
左側に向かって力を加えていきます。
次に、右側に向かって力を加えます。
そして、もう一度左側に力を加えます。
剱を持ったものは体勢を保持します。
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※ 以上を交代しながらやってください。
※ タテの剱は、上下ともに斜め45度の角度をもって行います。
続く・・・