「まことの力」〜その1
力の続きです。
先に申しました八力の基は「言霊」です。
言霊の水火(呼吸)により八力は発生しています。
ここでおさらいです。
アオウエイの各音には八力が呼応しています。
呼吸は、「呼」と「吸」の二つの相反するものから成り立っています。
別々のものではなく二つで一つのものです。
対称の同時存在と言います。
言霊はこのように、一つの音声でも、
水火(呼吸)という二つの相反するものを有しています。
「ア」で言えば、凝という吸う息と、
解という吐く息をもっているということです。
前回で申し上げた八力の「力」の理論と同じで、
呼によって吸が、吸によって呼が存在します。
呼と吸は、同時に存在しており、それは螺旋することによって同化します。
そして互いに強勢を増していっています。
ついでに他の四声を申しますと、
「オ」は、分という吸う息と、合という吐く息
「エ」は、動という吸う息と、静という吐く息
「イ」は、引という吸う息と、弛という吐く息
以上は、休む事無く螺旋して舞い上がり、螺旋して舞い降りています。
ちなみに「ウ」は、以上「アオエイ」の中心なるもので、
「ウ」を軸として旋回し、それぞれの力を起こしています。
この八力の途絶えた時、人は活動力が停止し「死」が訪れます。
続く・・・・・