「平面から立体への道」〜多面的稽古法
和良久の稽古は、なぜか稽古をしていて眠たくなります。
白状しますと、私は、いままで鳳雛舘での稽古中に
我慢の出来ない睡魔に襲われ、まるで木が倒れるように、
床に倒れこみ熟睡したことが何度もあります。
そして、1時間ばかりぐっすり寝たあと起きてみると
難題なる技の正体がなぜか分かり、
その技をすんなりやり遂げてしまうのです。
ある時、ある和良久の稽古場で
「先生、眠たくてしようが無くなるのですがどうしてでしょう?」と
ご質問を受け、私は即座にこう答えました。
「いえ、私も実は猛烈な睡魔に襲われることがあり、
今まで何度も稽古場で倒れています。あなただけではありませんよ」
「でも、眠たいからと言って稽古中その場で寝込んでしまわれたら困ります。
やっていただかねばならないことがお伝えできませんから」
そう言って笑っていました。
その時、初めて「眠たくなるのは私だけでなかったんだなあ」
と思い安心しました。
このように通常、武道の稽古では考えれない様々のことが
和良久の稽古で起こっています。
普通、武道の稽古と言えば、戦々恐々とした戦闘の訓練で、
怖さで身が振るえ、勝ちたいといった私心が強く起き、
相手を倒すと言った「われよし」の心に満たされます。
緊張感が全身を硬直させ、体の血が凍りつき、目が血走ります。
絶対「眠たい」なんて気はおきることはありません。
しかし和良久では武道でありながらこれが現実に起きるのです。
原因は明瞭です。
以下に何点かあげます。
● 和良久は闘争のための稽古ではないこと。
● 神と人が一つになるための「鎮魂帰神」の神術であること。
● 「戦わない」ということを宣言し、和合を目指している。
● 動作が前後、上下、左右など、すべての方向に対し対称である。
● 螺旋を基本とし、まったく動きに無理がない。
よって・・・
● 血行がよくなる。
● 稽古によって「安心感」に満たされる。
● 脳波が安定する。
● 体が緩む。
● 神を感じすべてをゆだねる気持ちになる。
・・・・の、状態になり、眠たくなるのです。
また、稽古によって奇跡的なことも起こり、報告が入ってきています。
例えば、以下のようなことです。
● 病気が治りました。
● 動かない腕が動きました。
● 肩こりが消えました。
● 目がよく見えるようになりました。
● いいことが起こるようになりました。
● 災難に巻き込まれなくなりました。
● 戦闘意欲が失せました。
● よく笑うようになりました。
また、和良久を世に出してから、
霊能者と言われる方たちにも随分とお会いし、その力を試されました。
その皆さんから、こんな声が寄せられています。
● 和良久は宇宙エネルギーを地上に顕現するものですね。
● 悪魔が近寄れません。
● 災いが祓われます。
● 八力をすると竜神が現れ猛烈に旋回を始めますね。
● 私たちは近寄れません。
・・・・などです。
私は決して和良久を病気直しのもの、
たんなる健康法として世に出したのではないことは
和良久メイトの皆様はご承知のことと存じます。
また決して、以上の霊的事象を期待して行っているものでもありません。
和良久の主旨は「世界から戦をなくし、和合に満ちた世を築く」
ことを目的としています。
しかし、稽古によって「癒し」の力が発していること、
また「霊力」が発達し神様のお役に立てる人が育つことは
嬉しい副産物であります。
私たちは、これからまだまだ色んなことが報告されましょうが、
決して怪しいことに惑わせられることなく姿勢を正して稽古を
続けたく思います。
稽古に携わる皆様と共に冷静に、そして着実に歩んでいく所存です。
よろしくお願いいたします。
続く・・・