「水火を重ねる〜活動力の発生」
和良久で言う「力」とは八力のことです。
その八力とはヨコ4つ、タテ4つの螺旋運動です。。
なぜ円運動ではなく、螺旋運動なのか?
まず円運動と螺旋運動の違いを述べます。
円運動は、平面的であり、単にクルクルと回るだけのものですが、
螺旋になりますと、その円が上にまた下に重なって移動が発生します。
円を重ねた形状が螺旋なのです。
一段目より二段目、二段目より三段目・・・
と円が重なるたびに加速がつき、力が増強してまいります。
呼吸に合わせて、まるで活きもののように、膨らみ、
または縮みを繰り返し活動します。
そして球体となって、熱と光を発生します。
宇宙創造の歴史そのものを現出させます。
その際発せられたる音、スーウーアーオーエーイー。
これはそのまま和良久の基本です。
さて、今回申し上げたいのは、水火を重ねるということです。
この水火を重ねるということが、
和良久にとって最も重要な「力を顕す」という部分なのです。
そうですね。「解」で説明しましょうか。
解は、ご存知のように吐く息ですね。
そうすると、「吸う息、吐く息で打てばいいのか」
と思われるかもしれませんが、吸う息、吐く息だけでは一つの円ですね。
これでは「力の発生」だけに留まります。
これは幽であって、表にあわられる顕とはなりません。
下作り・・・つまり準備したに過ぎないのです。
「解」を一層速く、強く、温かくするためには、
この円を描いた後に打つように仕向けるのです。
ここが「水火を重ねる」という部分なのです。
こういうことです。
最終動作が「解」、つまり吐く息なら、
まず初動を同じ吐く息から入るのです。
「吐く息ー吸う息」で円が形成され、力が発生されます。
この円の吐く息に重ねるようにして、もう一つ「吐く息」をもって来るのです。
そうすると、吐く息と吐く息が重なり、
つまり呼吸と呼吸が摩擦を起こし、熱と光が生まれます。
ここで初めて力が形となって表に顕れます。
息を「水火」と表現する所以がここにあります。
力の根元は、水(陰、マイナス、右)と火(陽、プラス、、左)の結びです。
この水、火の結びによって、熱と光が生まれ、万物は息づくのです。
続く・・・