「和良久って何だ?」 (17)
和良久で言う「気」とはどのようなものですか?
・・・こんな質問を受けました。
大本二代教主様は以下のようなお歌を詠まれています。
「気は強く、広く大きく細やかに、温かみのある人になりたき」
これは気の実在を端的に表した素晴らしいお歌です。
このような気の持ち様と活用が出来れば、
まさに人は神の子としての能力を思う存分発揮できます。
和良久的に解釈いたしますと、
・・・水火(イキ、気〜呼吸力)は強く(タテ)、広く(ヨコ)、
大きく(円)、細やか(前後)に、
そしてそれが統合されて螺旋運動を生じ
熱と光を帯びて心身ともに円満具足となります。
「温かみのある人」とは、熱と光を周囲に発し、
周囲を幸せにする人のことです。
自他に水火を合わす稽古により、
異なるものが対称に同時に存在することを認め出すと、
相手のことが自分のことのように、
自分のことが相手のことのように感ぜられてきます。
すると「永遠に変わらないものだけに価値がある」ことを、
理屈を越えて痛感します。
自他、時空、前後、上下、左右などを含め、
永遠と一瞬が同時に存在することを肌で知るのです。
これはまさに和合の極致です。
続く・・・