特定非営利活動法人 武道和良久

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誌上講座 誌上講座

誌上講座510


「今年上半期の稽古整理」


稽古人諸氏には、以下を参照の上稽古されたし
特に世話人さんたちには、
稽古場のレベルに応じて親切なる対応を請う

我々の稽古目的は、
その技が実生活において活用されることにあり

稽古場においてのみ、技が卓越したとて何の益なるや

その心の持ち方、体の使い方、人との接し方が
和良久の言霊の法則に基づくをもってよしとするなり

生き方そのものが社会の範となる人材育成こそ
われらの任務であり、これ急務なり

われらの、その技の発表せる舞台はなし
またわれらに敵なしゆえ、試合をすることもなく、
よって試合場もなし

われらの技の披露せる舞台ありとせば、
それは実生活が舞台なり、
またそれが命がけの試合場なり

踊り、歌い、茶の道のように
華やかなるものではなけれど、
いまの日本が最も忘れている
肝要なる稽古であることを
和良久の道にある者ら己も己も深く自覚されたし

それは伝統芸能家たちさえも忘れしものなり

われら、誰の拍手喝采もなき、影のご用なれど、
これほど日本人として魂の喜びと躍動感を覚えることは
われいまだかってなし

誰もやらぬ技、誰も知らぬ理念・・・
ああ、まずは選ばれし者らの特権なるかと
大儀の思い少しありしなれど、
誇りもて今日を生きることの嬉しさ

やがて、多くの者ら先を競いてこの道を求め集い来るなり

その時、その者ら溜息漏らし、
この道のあるに気づくこと遅かりしこと悔いるならむ


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(1)八力の型 素手


一回目は、発声とともに各部分20〜30秒静止
二回目は、そのまま回ることなく前進し、
静止させることなく、ゆっくり動き続ける。


(2)八劒の型

四方に向け、止めることなく一定の速度で
動き続ける。


(3)言霊発声

①正座し、鎮魂帰神の印を組む

②天地結水火(上下前後左右)の中心に印を固定する

③「スーウーアーオーエーイー」を一音づつ発声

④75声発声


以上、基本稽古

以下、二通りの稽古あり

一つは、基本の補足稽古
一つは、75劒

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■基本補足稽古

以下、二人組んでの稽古

1、八劒の型組稽古

相手に劒を立てたり、横向けにもってもらったり
して固定してもらい、

こちらは、八劒の型どおりの動きをもって、
実際に当てて、劒の確かな力の方向と、角度、そして
何より「八力」という基本動作を覚えてもらう。


2、鎮魂 

①手を鎮魂帰神の印に組み、中田前にセットする

②相手に順番に上下、左右、前後に押してもらう
 この時、中心を確保し、中心から動かさないようする

③眼を閉じ、今度は相手に、自由に印を押してもらう。


3、立ち合い稽古 〜間の稽古

双方、距離をとって向かい合い、徐々に間をつめていく。
 
①双方、座礼
 
②起居し、立って、中央に歩み寄り向かい合う

③双方、立礼

④腰、膝を落とし、体が前後、上下、左右にぶれない
 ようにして歩き、お互いの間をつめる

⑤劒の間に入ったなら、劒を構え、さらに歩み寄る

⑥相手と自分の劒が、もう少しで触れ合う間に入ったら、
 しばし、そのままでおり、今度は下がりはじめる

⑦あとは、来たときと同じように下がり、元に戻っていく


これにより以下の稽古を目的とする。

●不動の体勢の確立する。

●立ち方、歩き方の確認をする。

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もう一つの稽古は、75劒〜これ通常の稽古なり

■75劒

これは、その道場の力量によって様々なり
75劒より適宜選んで稽古のこと
続く・・・