三元
既製武道の主な活動目的は、おおよそ以下のようなものが宣伝文句となっています。
「礼節」「健康」「青少年健全育成」
しかし、いままでの歴史をみても質実剛健を合言葉に、単に人々の肉体を鍛え、礼儀を直すぐらいの教育をしたところで、これほど乱れた世の中は修正出来るものではありません。
相次ぐ凶悪な犯罪を治めるためにはこの現界ひとつを、それも今までの方法をもって治めたとしても焼け石に水なのです。
もっと芯に響くような、その芯に強烈な刺激を与えれるような稽古をしなくては世界改造の偉業はなし得るものではありません。
その叫び神に聞こえ
その思い精霊に伝わり
その動き万物を巻き込む・・・
・・・そのようなものでなくては成りません。
存在する世界はひとつではありません。
この世界は璽・鏡・剱の三種の神器に代表されるように、すべては「三つ」で成り立っています。
具体的には剛・柔・流の三元で形成されています。
剛体(硬いもの〜鉱物・骨)
柔体(柔らかいもの〜植物・肉)
流体(動くもの〜動物・血)
序・破・急
言・心・行
陸・海・空
ホップ・ステップ・ジャンプ
潜在意識・顕在意識・身体意識
月・地球・太陽
他にも様々な関連する三つの成り立ちがあります。
宇宙的には神界、幽界、現界の三界です。
この三つの要素・・・これを三千世界と言いますがこれを同時に改革しなくては、この世界は変わるものではありません。
これを改革する稽古法としては、下記が考えられます。
1、肉体により宇宙の動きを体現し(螺旋)
2、精神により宇宙と同化すること(鎮魂)
そしてそれは
1、人と国の修祓
2、人と国の結界の形成
3、国祖大神の神業補助
・・・につながります。
続く・・・