和良久の言霊解
「和」 → ワ「輪」 円
「良」 → ラ「螺」旋運動
「久」 → ク「組」む
●心〜上(額)・中(鳩尾)・下(臍下)の丹田の一致 ・・・(一霊四魂を増幅)
●技〜「円い動きが螺旋となって舞い上がり、また舞い降り、タテとヨコに組まれ力が発生する」 ・・・(八力を駆使する)
●体〜「剛(骨)、柔(肉)、流(血)」・・・(三元を形成)
基本精神
『和やかに良く久しく、人を傷つけず、人に傷つけられず 人も良く、我も良し』
稽古の効用
心の鍛錬・・・八力により一霊四魂の質量を増やす
技の鍛錬・・・八力を基点として様々な技が展開される
体の鍛錬・・・八力をもって腰を中心とした筋力強化
西洋式運動法(スポーツ・格技)は外から、つまり筋肉から鍛えていきます。
和良久は内(中心)から鍛えていく稽古法です。
西洋式は短時間に効果があるかのように見えますが、それは動きに無理があってかたく、体に負担をかけ、しかも衰えが早いのです。
内から鍛えていく稽古法は、外に効果が現れるのに時間がかかりますが、いったんその効果が表面に出だすと、その動きは無理がない滑らかなものであり、しかも衰えることがありません。
続く・・・