「天地の呼吸」
稽古の最初に行う呼吸法があります。
天地の呼吸と言います。
和良久の基本の型の最初に行う大切な運動です。
まず両足を揃えて、体を真っ直ぐにします。
そして、両手を胸の前でぴったり合わせます。
<息を吐いた状態 〜地剱>
少し膝が曲がり、顎は引いて、両手は臍の前に 水平にします。
これは重心が下に落ちている状態を表し、体重が ずしっと重たい感じがします。
「深く、重く」と言った感じです。
<息を吸った状態 〜天剱>
膝が伸びて、両腕も天に向かって垂直に伸び、体が真っ直ぐになった状態。
胸も上に上げ、重心を挙げた感じで、体重が軽くなっている。
「高く、軽く」と言った感じです。
■重心のコントロール
呼吸により、体の重心を上下に上げ下げさせます。
■エネルギーの上昇下降
下田(下腹)のエネルギーを上昇させて上田(眉間)にもっていき、またそれを下降させる。
ポイント
上がった時は、空に飛んでいくように。
下がった時は、地に沈んでいくように。
続く・・・