特定非営利活動法人 武道和良久

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誌上講座10

「天地の呼吸」

稽古の最初に行う呼吸法があります。

天地の呼吸と言います。
和良久の基本の型の最初に行う大切な運動です。

まず両足を揃えて、体を真っ直ぐにします。
そして、両手を胸の前でぴったり合わせます。

<息を吐いた状態 〜地剱>

少し膝が曲がり、顎は引いて、両手は臍の前に 水平にします。

これは重心が下に落ちている状態を表し、体重が ずしっと重たい感じがします。
「深く、重く」と言った感じです。


<息を吸った状態 〜天剱>

膝が伸びて、両腕も天に向かって垂直に伸び、体が真っ直ぐになった状態。

胸も上に上げ、重心を挙げた感じで、体重が軽くなっている。
「高く、軽く」と言った感じです。


重心のコントロール
呼吸により、体の重心を上下に上げ下げさせます。

エネルギーの上昇下降
下田(下腹)のエネルギーを上昇させて上田(眉間)にもっていき、またそれを下降させる。

ポイント

上がった時は、空に飛んでいくように。
下がった時は、地に沈んでいくように。

続く・・・