「稽古〜いよいよ応用に」その4
父音なるアオウエイを基に、
子音75声の言霊の活用を許された我々日本人。
その特性を充分生かすことが、
神の民としてのつとめではないかと思います。
よって和良久の稽古は、75剱の習得を主体に進めていきます。
この言霊の探求こそ神を知り、神に近づく方法なのです。
「言霊の助けによりて大神の御心を覚り・・・」(大本祝詞より)
和良久は頭で言霊の理念を勉強するのではなく、
体で言霊の活用を学びます。
そして言霊の命は水火(いき)です。
簡略的に言えば「呼吸」です。(水火とは呼吸のより深い存在のこと)
いよいよこの「水火を打つ」ことと、「水火を組む」稽古に入ります。
そのための方便として、75剱の技の号令をひとつ増やします。
(次号に記します)
「水火を打つ」と言うのは雷撃(らいげき)です。
これは水火が重なった状態を表しています。
わかり安く言うと、雷が落ちるとき「ドン」と一回ではなく、
「ドドン」と言います。
これは天で真空放電が起き、地に向かってその放電を開始
する時、それは重なって落ちてきます。
力は重なるから強いのです。
「ドン」「ドン」ではなく、「ドドン」と。
言霊学では、一般に「ダドヅデヂ」などは濁音と言わず重音といいます。
つまり音が重なっていると言う事です。
続く・・・