四方打ちの型 〜八剱の打ち
さて、稽古に戻ります。
前回で基本の型「天地の剱」を紹介しましたが今回は八剱で、
「ヨコの打ち下ろし」を紹介します。
ご存知のように、剱の動きは八力から発しております。
八力は、ヨコの動き「凝・解・引・弛」
タテの動き「分・合・動・静」
・・・の八種あります。
この八種の中にも「上下」があります。
ヨコの吸う息は「凝・引」 吐く息は「解・弛」
タテの吸う息は「分・動」 吐く息は「合・静」
ちなみに前後の動きは「ウ」と言われ、
正面中心に向かっての「突き技」となります。
ここでは「ヨコの打ち下ろしの剱」を紹介します。
■四方打ちの型 〜ヨコ打ち下ろしの剱
「礼」 〜開始
「用意」 〜剱を体の正面に直立させてから水平に下ろす。
「1」の号令〜左足を正面に進ませ、右上「引」にさし上げる。
「2」 〜右足を進ませ、左下「解」で打つ。
「3」 〜右足を右回り後ろに移動し、左上「凝」にさし上げる。
「4」 〜左足前進、左下「弛」で打つ。
「5」 〜左方向に、左足前進し、右上「引」にさし上げる。
「6」 〜右足前進し、左下「解」で打つ。
「7」 〜右足を右回り後ろに移動し、左上「凝」にさし上げる。
「8」 〜左足前進、左下「弛」で打つ。
「なおって」〜左足を引き、左手に剱を持ち替えて正面に向く
「礼」 〜終了
ヨコの動きは、柔らかさ、しなやかさ、優しさをつくります。
宿る魂は、幸魂(愛)と奇魂(智)です。
この動きにより知的な優しさを育みます。
続く・・・