「言霊の法則」
その場や人を清くするには、
清い波動を発することです。
つまり、清い波動とは、螺旋を描く水火であり、
これが言霊です。
和良久の稽古は、この言霊の法則を学ぶものです。
では、どのようにして稽古の中で
この法則を行っているのかを説明します。
特に「人とのコミュニケーション」のあり方ですが、
これを人との「話し合い」の場をつくるような感じで
説明しますと・・・。
<劒の組稽古の場合>
1、一歩入り、第三の間に入る
意味〜そっと相手の近くに寄って話しかける
2、相手が打ちかかってくるのを、一歩引いて組む
意味〜相手の返事があるのを聞く
3、一歩入って打ち返す
意味〜聞いたことに対して返事する
4、その場で、劒を真っ直ぐにして、
相手の劒と交差する
意味〜意義を正す 握手をする
5、静かに一歩下がって身を引く
意味〜お互いを尊重しつつ、気持ち別れる
<言霊発声の場合>
スウアオエイの発声稽古
打方
先達「スー」と言う言葉を水火を螺旋させながら発声
この発声を受けて、他の方たちは、
先達の「スー」声を巻き込むようにして受け、
その音声を同調させ、スーの言霊を打つ。
これは、例えば75劒の「ア」の劒を行う時に、
相手の「解」の打ちを、こちらが「凝」で組んで巻き込み、
解で打ち返すのと同じことである。
螺旋を描いて劒を扱うように、音声も螺旋を描いて、
角の立たない言葉をつくりあげる。
同様に、後の音声もそのように稽古する。