特定非営利活動法人 武道和良久

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誌上講座440


「0にリセットされない力」


螺旋の法則として、螺旋運動はやればやるほど
進化し、向上する。

よって八力の型は、毎回変化するゆえ、
同じ型が二度と出来ない。

一回目より二回目、二回目より三回目が良い。

人の見た目には分からないかも知れないが、
その変化は、稽古する本人が
一番良く承知している。

螺旋運動は、一旋回ごとに強盛を増す。

螺旋は、重ねれば、重ねるだけ、
それだけ強くなっていくのだ。

それは、いくら行っても体を損なうことはない。

稽古を続けている間は、その螺旋は
勢いよく旋回を続けるが、稽古を途中でやめると、
それは衰退することなく、その止めたところで
上がりもせず、また下がりもせず、
留まって旋回を続けるのである。

それは決して消滅することがない
無限の力の温存である。

また、稽古を再開すれば、
その位置から再スタートされる。

この0にリセットされない力こそ螺旋の力であり、
これこそ無限力であり、天帝(創造神)の
まったき力〜八力なのである。

宇宙の均衡は壮大なる螺旋運動の運行によって
そのバランスを保っている。

これまでも、またこれからも、決して止まることなく、
未来永劫に延々と続く、この宇宙の活動力「螺旋運動」は、
決して疲れを知らず、弱ることも無く、
益々その力を内においては求心力となり、
外に向けては遠心力となってはたらく。

もし螺旋運動が止まれば、即宇宙のバランスが崩れ、
宇宙は消滅する。

この運動の体現こそ、
「宇宙即吾」の境地への近道なのである。

続く・・・