宇宙の紋章〜2
今日は特に予定もなく、遅めになりましたが朝の稽古も軽くすました後、子供たちのお陰で何か詰まっていたものが抜けたようです。
無邪気な彼らには本当に図り知れぬ力を有しているようです。
子供たちと、そして子供たちと和む時間を与えてくださった神様に
心から感謝しています。
もう夜の12時近かったのですが、突然稽古がしたくなって、
いま先ほど大本の武道場に行ってきました。
そとは風が強く、木々が騒がしくざわめいていました。
昨日19日は「瑞の御魂」〜出口王仁三郎聖師様の
毎年祭(命日の祭典)がありました。
聖師様は、言霊剱の神様〜スサノオの大神様の化身として地上に顕現し、様々の艱難辛苦を舐め、万民の罪を購い、
弥勒の御世を来たらせる尊い教えを開かれました。
その偉大なご功績を思いますと、まことにもったいなくありがたいことだと、改めて襟を正す思いでございます。
その思いを込め、いつものように大神様に礼拝をすました後、
聖師様筆の「雷撃電飛(らいげきでんぴ)」の額に礼、
次に四代教主様の神霊に礼をして基本の型を始めました。
ひたすら「○に十字を描き点をつける」ことを繰り返していくうちに、
それはまるで「霊界物語」第一巻の第三編、
『第20章〜日地月の発生』の個所を体感するようでした。
以下、霊界物語本文より抜粋します。
『 ・・・須弥仙山の頂上に立って、
大神より賜った天眼鏡を取り出して八方を眺め始めた。
すると茫々たる宇宙の混沌たる中に、どこ
ともなしに一つの球い凝塊(かたまり)ができるのが見える。
それは丁度鞠のような形で、周辺には一杯に泥水が漂うている。
見る間にその球い凝塊は膨大して、宇宙全体に広がるかと思われた。
やがて眼もとどかぬ拡がりに到達したが、球形の真中には、
鮮やかな金色をした一つの円柱が立っていた。
円柱はしばらくすると、自然に左旋運動をはじめる。
周辺に漂う泥は、円柱の回転につれて渦巻を描いていた。
その渦巻は次第に外周へ向けて、大きな輪に拡がっていった。
はじめは緩やかに直立して回転していた円柱は、
その速度を加えきたるにつれ、次第に傾斜の度を増しながら、
視角に触れぬような速さで、回転しはじめた。
すると、大きな円い球の中より、暗黒色の小塊体が振り放たるるように
ポツポツと飛び出して、宇宙全体に散乱する。
観ればそれが無数の光の無い黒い星辰と化って、或いは近く、
或いは遠く位置を占めて左旋するように見える。
後方に太陽が輝きはじめるとともに、それらの諸星は皆一斉に輝きだした。
その金の円柱は、たちまち竜体と変化して、その球い大地の上を
東西南北に馳せ巡りはじめた。
そうしてその竜体の腹から、口から、また全身からも、
大小無数の竜体が生まれいでた。・・・・・』
・・・・物語はまだまだ続きます。
この後、竜体が地上の各所を泳ぎ、泥を固め、山脈を造り、
海を造りなどする様が描かれています。
また、この中で最も大きな竜体が大国常立命と称えるとも記されています。
「稽古に入る」ということは、まず我を捨て、無に帰ることを
心がけることが大切なのではと思いました。
つまり、この物語のような万物発生の時の混沌とした
カオスの世界から入っていくべきではないかと存じます。
そうすることによって、いつも新しい自己を生み出すことが
出来るのではないかと楽しみにしています。
続く・・・・