火の型
火の技を、ひとつの型として稽古します。
火の技の特長は、「相手に力を与える役割」ということです。
こちら「火」が力を発生させて、その力を相手「水」に与えます。
その力は水の描く螺旋運動に巻き込まれ、
その求心力によって増幅され幾倍にもなって火に返ってきます。
火の技は、遠心力で始まり、求心力でおさめます。
基本的動きを以下に記します。
まず「ウ」で相手の中心に向け剱先をつけます。
踏込んで間を締める
↓
打つ
↓
打った瞬間に身を引いて間をとりウで相手を観る
↓
相手の打ち返しのひねりに合わせ、こちらもひねる
↓
相手の打ちを組む
↓
組んだ勢いを緩和するため回り込む
↓
「ウ」の体勢にもどる
以上の動きを「八力」で説明申し上げます。
(1)〜(4)の動きをつないでひとつの型として憶えていただきます。
■ 火の型〜 ヨコの剱 打ち下ろし
「礼」「構えて」
(1)ウー引ー解ーウー弛ー凝ー凝ーウ
(2)ウー引ー解ーウー解ー引ー引ーウ
(3)ウー凝ー弛ーウー解ー引ー引ーウ
(4)ウー凝ー弛ーウー弛ー凝ー凝ーウ
「なおって」
■ 火の型〜 ヨコの剱 打ち上げ
「礼」「構えて」
(1)ウー弛ー凝ースー引ー解ー解ーウ
(2)ウー弛ー凝ースー凝ー弛ー弛ーウ
(3)ウー解ー引ースー凝ー弛ー弛ーウ
(4)ウー解ー引ースー引ー解ー解ーウ
「なおって」
続く・・・